赤壁の戦い。

日曜日に見た2本のうちの1本。『レッドクリフ』。
英語をそのまま訳すと『赤壁』。
三国志の中でもっとも有名な戦いの場所をそのままタイトルにしています。
今回の作品は2部作ということで、今回は『パート1』です。
それでも2時間40分くらいの長作で、最後のほうはお尻というか腰が痛くなってしました。


そんなパート1ですが、内容は『赤壁の戦い』の前フリってかんじの作品です。
でも、戦闘シーンとかは迫力があってなかなかいいカンジです。八卦の陣とか三国志を知っている人にとっては興味深いものだったのでは?


ただ、残念だった場面もいくつかあったのも事実。
『馬の出産シーンって結局何だったの?』と思うような場面があったり、
『大都督周喩がなぜ単身で戦場の最前線で戦いだす?おまけに不得手の陸戦で…。』とか、
孔明が単身呉に乗り込んで、開戦反対派の呉の重臣を論破する場面が
えらいアッサリと省略されてしまっているところとか。
あれだけ長い映画なんだから、もうちょっと意味不明な場面を省略して
有名な場面に力を入れて欲しかったというのが個人的感想ですね。


あと、私なんかは子供のときに読んだ『横山光輝作の三国志』で内容を把握しているタイプなんで、
今回の映画の内容と一部合致しないところとかあって、多少の違和感も感じてしまいました。
これは仕方の無いことですけどね。
あと、中村獅童が演じている『甘興』って、『甘寧』のことですよね。
なんで名前を変えているのかがよく分かりませんでした…。
甘寧』でいいじゃないかと。



最後に、呉侵攻の理由が『周瑜の妻・小喬』っていうのが凄い納得いかないんですが。
百歩譲って『小喬』が出てくるなら、『江東の二喬』のもう1人
孫策の妻・大喬』もネタとして出すべきではと思ったりもしましたね。
それしても、小喬役のリン・チーリンは綺麗でしたねぇ…。
↓この人

あの人を小喬役にしたら、大喬役を選ぶのは難しいかもしれませんね。
だから大喬が出てこなかったのかな?



そんな感じでいろいろと思うところはありますが、三国志ファンとしては楽しめました。
パート2は来春になるみたいですが、見に行くと思います。