ポポさん退任。
先日から一部スポーツ新聞には記事が出ていましたが、
今日オフィシャルからの正式な発表がありましたね。
『ポポヴィッチ監督、今期限りで退任』と。
スポーツ新聞にすっぱ抜かれたから、仕方なくこの時期に正式発表したという
感じが否めないですね。
まだリーグ戦を５試合残しており、わずかながらＡＣＬ出場権を得られる
『リーグ３位』の可能性もあるだけに、ちょっとタイミングとしては
良くないかなと思います。
そんなポポ監督はＪ２からの昇格組である東京を率いた昨年は、
ＡＣＬがあったとはいえ、ほとんど優勝争いに絡めず、
１４勝１４敗６分の見事なまでの勝率５割１０位でフィニッシュ。
そして、今年も序盤４連敗などあり、また６月の中断期間後も成績が上がらず…。
一方で、ハマるときは勝ち続け、先日の鹿島戦前までは４連勝していました。
ただ、８月に横浜マリノス、そして先日の鹿島戦と
『どうしても勝ちたい』という試合で相変わらずの勝負弱さを露呈して勝てず、
優勝戦線から脱落して今に至っています。
まぁ、東京の勝負弱さは今に始まったことではないですけどね。
『Ｊ２昇格組』という視点で見れば、チームは間違いなく確実に成長しているし、
やっているサッカーにブレも無く、監督の成績としては間違いなく
『合格点』の出来だと思います。
一方で、東京が『優勝』を目指してこの２年やってきたという視点から見ると、
この２年間タイトルと無縁な中位で東京が浮沈している現状から判断されたら
『監督退任』という選択も仕方が無いとも思えます。
先日の鹿島戦がもしかしたら強化部の今回の決断の
決定打になったかもしれませんね。
個人的には、夏場の選手交代の遅い采配とか明らかに調子が落ちていても
スタメン固定化させるなどポポ采配を疑問に感じることも多々ありましたが、
ポポさんの志向する今の東京の攻撃的パスサッカーは好きですし、
人間的にもウィットに富んだ発言とか好きだったので、
来年をポポ体制の集大成の年にしても良かったかなとは思います。
ただ、決まってしまったものは仕方が無いので、ポポ体制２年間の集大成として
元旦決勝に天皇杯を掲げてポポを胴上げして終わりたいですね。
で、来期監督は誰なんでしょうね…。
そういえば、ピンク色の大阪の監督も今期で退任らしいですね…（笑）
